横浜市 調整池・遊水池維持管理指導要綱

点検及び清掃の主な項目は以下に示す通りであり、毎月行うもの(主に点検)と年に数回行うもの(主に清掃)と分けられます。
遊水池・調整池及び観測施設(自己水位計,自己雨量計等)の機能を有効に発揮させる為、管理人は毎月点検を行い、遊水池・調整池を常に良好な状態に維持するよう努めて下さい。
安全を確保するとともに、常時、滞水(水位の変動)についての正常な記録をするため、以下の点検・清掃等を行って下さい。

  1. 毎月行うもの

○巡回点検

① 安全柵、出入り口のカギの点検
② 遊水池・調整池の点検(余水吐室、流入管、流出管)
③ 自記雨量計、自記水位計、警報装置の点検調整、記録紙の交換及び集計
④ スクリーン等の点検(スクリーン、U字溝、オリフィスなど)
⑤ 看板の点検
⑥ その他の施設の点検(照明など)

・下記の通り、巡回点検を行って下さい。(大雨警報が発令された時は随時)

  1. 安全施設(フェンス(安全柵)、出入り口のカギ等)
    遊水池・調整池内外の危険防止措置について十分配慮して、破損はないか等
  1. U字溝・余水吐・流入管・流出管
    ゴミが詰まっていないか等
  1. 観測施設(自記水位計・自記雨量計)
    自記水位計・自記雨量計の点検調整、記録紙交換、集計、インクの入れ替等
  1. スクリーン・オリフィス
    ゴミが詰まってないか、また、スクリーンの取り付けボルトが外れてないか等
  1. 看 板
    汚れサビ等で看板の文字が消えていないか等
  1. 照 明
    地下遊水池・調整池(照明がある場合)の照明機器が点灯するか等
  1. 年に数回行うもの
    ▪︎除 草
    └① 遊水池・調整池の敷地
    ▪︎土砂の清掃
    └② 泥だめ、池底、U字溝、流入管、流出管、余水吐等
    ▪︎その他の清掃
    └③ スクリーン
    └④ オリフィス

毎年、特に雨期及び台風時期前の4月及び8月に、遊水池・調整池内の清掃を行って下さい。

  1.  除 草
    除草作業を行って下さい。(池底、のり、管理用通路等)
  1.  泥だめ・池底・U字溝・余水吐・流入管・流出管
    流入土砂等の搬出を行って下さい。
  1.  スクリーン
    スクリーンに付いたゴミを取り除いて下さい。
  1.  オリフィス
    スクリーンを開いて清掃して下さい。(ゴミを取り除く)

※巡回点検において不備等(遊水池・調整池の機能に支障が生ずる場合)は、すぐに補修又は、清掃を行って下さい。

上記の項目は一般的なオープン形式の遊水池・調整池を対象にしたものであり、すべてが遊水池・調整池の維持管理に必要になるとは限りません。また、遊水池・調整池の形態によっては上記以外の項目が必要になる場合もあります。